「いざ留学にむけて準備をしよう!」
そう思っても、何をすればいいか分からない方も多いのではないでしょうか。
私もそうでした。留学を決めてから出発まで約1か月。「聞き取れて、発音さえできれば、あとはジェスチャーで何とかなるだろう」そう思って、英語のCDで発音の勉強だけをして出発しました。
この準備は、現地でそれなりに助けになりました。でも同時に、「知っていたら、ここをこうしてから行ったのに」と思うことも、たくさんありました。
この記事では、私が限られた時間でやった準備と、留学を経験して初めて気づいた「もっとやっておけばよかったこと」を正直にお話しします。
具体的には、この3つです。
- 発音(発音記号と口の形)——出発前にやっておいてよかった
- 英語を英語で理解する練習——留学して初めて気づいた
- 速読——留学して初めて気づいた
留学1年間の全体的な体験は、「英語力ゼロで留学してみた結果【体験談】」にまとめています。
※本記事には広告・PR情報が含まれています。
発音の練習——やっておいてよかった話
留学前に一番やっておいてよかったのが、発音記号と口の形を組み合わせた発音トレーニングです。
「発音さえできれば何とかなる」そう思って、本屋に向かいました。
そこで見つけたのが、松澤喜好さんの『英語耳』という本です(現在は改訂3版が出ています)。ページをめくると、こう書いてありました。「発音ができるとリスニングができる」。
「これだ」と思って、出発まで毎日この本のCDで練習し続けました。
発音記号と口の形を「セット」で覚える
この本でまず取り組むのが、発音記号と口の形です。
発音記号とは、辞書に載っている `[æ]` や `[θ]` のような記号のこと。これを知っていると、知らない単語でも「どう発音するか」が分かるようになります。
ただ、記号を覚えるだけでは意味がありません。英語の発音は日本語とは口の動かし方がまったく違います。`[æ]`(「ア」と「エ」の中間の音)や `[θ]`(舌を軽く前歯に当てて出す音)は、日本語には存在しない音です。
「口をこう開いて、舌をここに当てて」という形から練習することで、自然と正しい音が出るようになります。音だけ真似しようとすると日本語的な発音になりがちなので、口の形から入るのがポイントです。
CDに合わせて声に出し、自分の発音を録音して聴き返す。CDの音との違いを確認しながら、少しでも近づくよう何度も繰り返しました。
発音ができると「聞こえた音をそのまま使える」
発音の練習をしていて、留学中に気づいたことがあります。
単語の意味を知らなくても、聞こえた音をそのまま再現できるようになる、ということです。
留学中、会話の流れで知らない単語が出てくることは毎日のようにありました。そういうとき、発音ができていると聞こえた音をそのまま口に出して「今の〇〇って、どういう意味?」と聞くことができます。
辞書を引く必要もないし、会話の流れを止めずに済む。「聞いてすぐ真似して、意味を聞く」——この繰り返しで、語彙が自然と増えていきました。
知らない単語でも「音として受け取って、その場で使える」。これは発音を練習しておいたからこそできたことでした。
留学初日、先生に言われたこと
学校に通い始めた初日のことです。
先生に「あなたの発音、ネイティブに近いね」と褒められました。出発前に1か月だけ必死にやった成果が、いきなり認められた瞬間でした。
発音の練習をしておいて、本当によかったと思っています。気になる方は、ぜひ『英語耳』をチェックしてみてください。
英語を英語で理解する練習——留学して初めて気づいた話
留学中に一番苦労したのが、「日本語に訳す」クセでした。
聞くときは「英語 → 日本語に訳す → 理解」、話すときは「言いたいこと → 日本語で組み立てる → 英語に直す」。留学初期は、ほとんど会話についていけませんでした。何を言っているのか分からなくても、とりあえずうなずいて愛想笑いをする——それしかできない場面が何度もありました。
「英語 → 理解」「言いたいこと → 英語」と直結する感覚は、一朝一夕では身につきません。出発前から少しでも意識しておけばよかったと、本当に思っています。
このクセがなぜつくのか、どう向き合えばいいかは「【英語力ゼロで留学】学校英語と使える英語は別物だった話」に詳しく書いています。
速読——これも留学して初めて気づいた話
もう一つ、出発前にやっておけばよかったと感じたのが英語の速読です。
留学中、授業では英文テキストを読む場面が多くありました。1文1文を訳しながら読むクセがついていたので、授業のペースについていくのがやっとでした。
内容が頭に入る前にどんどん先へ進んでしまって、焦るということが続きました。
留学してみて初めて気づいたのは、「読んで理解できないスピードの英語は、聞いても理解できない」ということです。読む練習とリスニングは、根っこでつながっていました。
現地で映画の英語字幕を使ったトレーニングをして、少しずつ慣れていきましたが——これも、留学してみて初めて気づいたことでした。出発前からやっておけばよかったと、今でも思っています。
具体的な練習方法は「留学中に効果があった英語の勉強方法【1年留学した体験談】」をご覧ください。
生活面の準備
留学前には、こんなに多くのことを準備する必要があります。
- パスポートの取得・有効期限の確認
- ビザの申請
- 留学先学校への入学申込・必要書類の提出
- 航空券の手配
- 住居の手配(ホームステイ・寮など)
- 健康診断・予防接種
- 現地での支払い手段の準備
- 通信環境の手配
でも、大丈夫です。私が留学会社を使ったとき、学校への申込・航空券・住居の手配、さらには現地空港への出迎えまで、全部やってもらえました。ビザに必要な健康診断の受診先まで手配してもらえたので、自分が実際に動いたのはパスポート取得・ビザ申請・健康診断の受診だけです。
「何から始めればいいか分からない」という状態でも、まずエージェントに連絡してみるだけで大丈夫です。あとは教えてもらいながら進められます。
ひとつ補足すると、歯の治療は出発前に済ませておくことをおすすめします。海外では保険が使えないため治療費が非常に高く、周りの留学生で治療のためだけに一時帰国した人が何人もいました。
まとめ
- 発音は出発前にやっておく価値がある:発音記号と口の形・音を覚えておくと、現地での「通じない」体験が減る。書籍『英語耳』がおすすめ
- 英語→英語の理解と速読は、出発前から少しずつ始めたい:どちらも一朝一夕では身につかない。現地での吸収スピードと授業についていく力に直結する
- 生活面の準備は、まずエージェントに相談する:空港出迎えや健康診断の病院手配まで、ほぼ全部やってもらえる。自分が動くのはパスポート・ビザ・健康診断の手続きだけ。
留学の準備は「英語を完璧にしておくこと」より、「現地でなるべく早く動けるようにしておくこと」の方が大事だと、今は思っています。
次に読むなら、留学スタイルの選び方(語学留学・ワーホリ・2カ国留学)についてまとめたこちらの記事がおすすめです。
「語学留学・ワーホリ・2カ国留学の選び方【1年留学した体験談】」
留学を考えている方へ:まずはエージェントに相談を
「どの国に行けばいい?」「費用はどれくらいかかる?」「準備は何から始めればいい?」
留学前の疑問は、一人で抱え込まずに留学エージェントに相談するのが一番早いです。無料で相談に乗ってもらえるので、まずは話を聞いてみることから始めてみてください。
ISSを実際に使った体験談は「留学エージェントをISSにした結果【体験談】」にまとめています。
留学前にオンライン英会話で話す練習をしておこう
この記事では発音・英語脳・速読を紹介しましたが、正直もう一つ「やればよかった」と思っているのが話す練習です。
留学前に外国人講師と話す経験を積んでおくだけで、現地でのスタートが変わります。この記事で紹介した発音練習の成果を、実際の会話で試す場にもなります。
中でもネイティブキャンプは、多国籍の講師と24時間話し放題で、留学前の話す経験を積むのに向いています。7日間の無料体験から始められます。![]()
留学準備としてどのサービスが向いているかは「留学前にオンライン英会話をやっておけばよかった話【1年留学した体験談】」でまとめています。

