「なんでオーストラリアにしたの?」
留学に行くことを周りに話すと、よくこう聞かれました。
正直に言うと、「なぜオーストラリアか」については、深い理由はありませんでした。他の国と比べて調べたわけでも、費用で選んだわけでもない。
ただ、「知っている場所だから」。それだけでした。
この記事では、1年間オーストラリアに語学留学した私が、なぜその国を選んだのかを正直に書きます。留学先で迷っている方の参考になれば嬉しいです。
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中学生のとき、家族旅行でオーストラリアに行ったことがあった

オーストラリアを選んだ一番の理由は、中学生のころに家族で旅行したことがあったからです。
中学2年生のとき、家族でオーストラリアに旅行しました。私にとって、初めての外国でした。
空港を出た瞬間から、景色も空気も町の雰囲気もすべてが新鮮で、歩いているだけで楽しかったのを覚えています。看板の文字が読めない。聞こえてくる声が英語。それだけで十分刺激的でした。
家族でレストランに入ったときのことです。
メニューを見ても何が書いてあるか分からない。注文しようとしても、店員さんに言葉が伝わらない。親がかなり苦労しているのを隣で見ていて、「英語ができたら助けてあげられるのに」と思いました。
それ以上のことは何もできなかったけれど、この瞬間がずっと記憶に残っています。
もう一つ、印象に残っている体験があります。
親がスキューバダイビングのために海に入っている間、弟と2人でグラスボトムボートに乗って待っていました。床が透明になっていて海の中が見える船です。
隣にいた外国人に話しかけられたのですが、何を言っているのか全くわかりませんでした。話の感じから、「家族はどこに?」みたいなことを聞かれているような気がして、海を指さして「スキューバ」と言ってみたら、にこやかに笑ってくれました。
心配して声をかけてくれたのか、ただ話しかけてくれただけなのか、今でもわかりません。
でも、たった一言が通じたあの嬉しさは覚えています。もっと話せるようになりたいと思いました。これが、私が英語に興味を持った最初の瞬間でした。
エージェントに複数の国・都市を提案されたが、迷わなかった

あの旅行から数年後、大学3年でエージェントに相談しました。
そのとき、エージェントから複数の国・スタイルを提案されましたが、私はほぼ迷いませんでした。
エージェントはさまざまな選択肢を提案してくれました。国はアメリカ・イギリス・オーストラリア・ニュージーランド・カナダ。スタイルも語学留学・ワーホリ・東南アジアで英語の基礎を積んでから英語圏に移る2カ国留学と、選ぶものがたくさんありました。
どのルートにするかは、正直かなり迷うところだと思います。各スタイルの違いや選び方は別の記事にまとめました。
「語学留学・ワーホリ・2カ国留学の選び方【1年留学した体験談】」
国をどこにするかについては、私はほとんど迷いませんでした。
エージェントにいくつか候補を並べてもらったとき、「オーストラリアなら行ったことある」と思ったからです。他の国のことは何も知りませんでしたし、比べる材料もなかった。でも、あの旅行で見た景色と町の雰囲気は覚えていました。
エージェントとのやりとりについては、こちらの記事で詳しく書いています。
英語ゼロでも「知っている場所」なら行けると思った

英語がまったくできなかった私でも、「知っている場所」という一点が背中を押してくれました。
留学を検討しているとき、自分の英語力のなさが一番の不安でした。
授業もまともに出ていなかったので、英語はほぼゼロ。「そんな状態で外国に行けるのか?」という感覚は正直ありました。
でも、オーストラリアは一度行ったことがある場所でした。
街に出た感覚を少し知っている。「まったく知らない場所」と「一度でも行ったことがある場所」では、心理的な距離が全然違いました。英語がゼロでも、知っている場所ならなんとかなるという根拠のない安心感がありました。
親に「オーストラリアにしようと思う」と話したら、「知っているところの方が安心だね」と言ってくれました。
特に反対もなく、むしろ背中を押してもらった感じでした。あの旅行を一緒に経験していた親が、そう言ってくれたのは大きかったと思います。
就職を意識した大学3年で、行くなら今だと思った

オーストラリアを選んだもう一つの理由は、大学3年で「今しかない」と感じたタイミングです。
私は大学3年生のとき、就職のことを意識し始めました。授業にもまともに出ていなかったので、「このままでは何もできない状態で社会に出てしまう」という危機感がありました。
そこで考えたのが「強制的に英語を使わざるを得ない環境に自分を置く」ことでした。計画的に勉強するタイプではないことは自分でよく知っていたので、環境ごと変えてしまおうという発想です。英語力に加えて「留学経験者」という肩書もつけたかった、という正直な動機もありました。
この「留学を決意した背景」については別の記事に詳しく書いています。
決意してから出発まで、わずか1か月でした。
まとめ:「なんとなく知っている」が、一番の理由だった
ここまで書いてきて改めて思うのは、私がオーストラリアを選んだ理由は「合理的なもの」ではなかったということです。
英語環境の質とか、治安や物価とか——そういったことを比べて選んだわけではありませんでした。
「中学のときに行ったことがあって、好きだった場所だから」
それがすべてでした。
でも今振り返ると、この選び方は案外悪くなかったと思っています。英語がゼロの状態で飛び込むには、「なんとなく知っている」という感覚は思った以上に支えになりました。
留学先の選び方に正解はないと思います。合理的な理由で選んでもいいし、私みたいに感覚で選んでもいい。大事なのは「そこで1年間、やっていけそうか」という直感かもしれません。
- 留学先を選ぶ理由は、合理的でなくてもいい
- 「一度行ったことがある」という安心感は、英語ゼロの状態では意外と大きかった
- 留学先の選び方より、「行くと決める」ことの方が大事だった
留学が決まったら、次は準備です。「何をしておけばよかったか」の後悔も含めて、正直に書きました。
「留学前にやってよかったこと・やればよかったこと【実体験】」
留学を考えているなら、まずエージェントへ
「留学してみたいけど、何から動けばいいか分からない」という方は、まず留学エージェントに相談するのが一番の近道です。
エージェントなしで情報収集だけしていると、判断材料が増えるばかりで決断できなくなります。早めに相談して、自分に合った選択肢を絞り込んでいく方が時間のムダがありません。
私が実際に使ったエージェントの体験談はこちらです。
