ホームステイからシェアハウスへ移った話【1年留学した体験談】

ホームステイ先とシェアハウスを対比した、住まいの変化を表すイラスト 留学生活

「留学中の住まいって、最初に決めたところにそのままずっと住み続けるものだと思っていませんか?」

私も最初はそう思っていました。でも私の場合は違って、最初の3ヶ月をホームステイで過ごし、後半はシェアハウスへと移りました。

ある日のホストファーザーのちょっとした一言で、ホームステイが終わる時期が近づいていることに、私はその時に初めて気づいたのです。そこから、慌ててシェアハウスを探すことになりました——。

この記事では、ホームステイでの暮らしから、シェアハウスへ移ることになった経緯、そしてそこで手に入れたものまで、私が実際に経験したことを正直にお話しします。

  • ホームステイでよかったこと・少し窮屈だったこと
  • 住まいが変わることに気づいたきっかけ
  • 次の住まいが見つかるまでの不安
  • シェアハウスで手に入れた自由と新しい人間関係

これから留学する方が、住まいの選び方や心構えを考えるヒントになれば嬉しいです。

※本記事には広告・PR情報が含まれています。


ホームステイでの3ヶ月間——居心地の良さとちょっとした窮屈さ

ホストファミリーと温かい夕食を囲んでいるカモノハシのイラスト

私にとって最初の3ヶ月を過ごしたホームステイは、居心地がよかった一方で、少しずつ窮屈さも感じるようになった時期でした。

ホストファミリーは、最初から積極的に私と関わってくれました。休日になるとどこかへ連れて行ってくれましたし、自転車も無料で貸してくれました。おかげで自転車で遠出することもでき、行動範囲がぐっと広がりました。

棚にある映画のDVDも「好きに見ていいよ」と言ってくれて、空いた時間には英語字幕を目で追う練習も続けていました。

この練習の詳しいやり方は、「留学中に効果があった英語の勉強方法【1年留学した体験談】」にまとめています。

英語がまったく話せない状態で飛び込んだ留学生活の中で、こうやって毎日そばで英語に触れさせてもらえる環境があったのは、正直かなり大きかったと思います。ホストファミリーとたわいもない話をするだけでも、生活のひとつひとつが英語の練習になっていました。

ホストファミリーはアイスクリームの移動販売をしていて、学校が休みで家にいる日は3時のおやつに、そして毎日の夕食後には、決まってアイスとケーキが出てきました。最初に出てきたときは「豪華な夜ご飯だな」と単純に嬉しかったのですが、それが毎日続くうちに、内心「そのうち太りそうだな」と思うようになりました。

英語がまだおぼつかない時期だったので、食卓での会話は正直つらいこともありました。でも、わからないことを聞けば、ホストファミリーは面倒くさがらずにその場で教えてくれました。

そうやって覚えた表現を、翌日の授業で先生や友達に向かって使ってみると、ちゃんと通じる。その積み重ねが、地味に自信につながっていきました

一方で、窮屈さを感じる場面もありました。このホームステイ先では、家族みんなで夕食を囲むという決まりがあり、そのため門限もありました。最初のうちは特に問題を感じていませんでした。時間までにきちんと帰るのが当たり前だと思っていたからです。

ただ、留学生活に慣れて友達が増えてくると、帰りが遅くなることが少しずつ増えていきました。気づけば門限を破ることが多くなり、よく怒られるようになりました。

ホストファミリーとの関係自体は良好だっただけに、自由に動きたい気持ちと門限のあいだで気まずさを感じることが増えていったのが本音のところです。「怒られてでも、せっかくできた友達と過ごす時間を優先したい」——当時の私は、そう強く思っていました。


「あと1ヶ月で終わるけど次は決まってる?」——突然気づいたホームステイ終了

ホストファーザーの一言でホームステイが終わることに気づき驚くカモノハシのイラスト

私がホームステイの終了時期を知ったのは、わずか1ヶ月前のことでした。ホームステイ期間が3ヶ月であることを把握できておらず、ホストファーザーの何気ない一言で初めてその事実に気づき、正直かなり驚きました。

「住む場所が急になくなる」という状況は、留学生活の中でもかなり動揺した出来事のひとつでした。ホームステイという、生活の土台になっていた部分がいきなり期限付きだったと知らされて、それまでの安心感が一気に揺らいだのを覚えています。

この出来事は、留学エージェントを使った体験談としても書いています。

留学エージェントをISSにした結果【体験談】


友人を頼って見つかった次の住まい

先輩に相談して次の住まいが見つかり安心しているカモノハシのイラスト

次の住まいが決まったのは、自分で見つけたというより、友人に助けられた結果でした。

最初は、焦りというより不安だらけでした。どうやって次の住まいを探せばいいのか、契約はどう進めればいいのか、費用はどれくらいかかるのか——わからないことばかりでした。

おまけにシェアハウスは知らない人と一緒に住む場所です。家事もろくにしたことがなかった私にとって、それも気がかりでした。

そんな状態だったので、まずは自分より先に留学してきていた日本人の先輩に相談してみることにしました

すると、話が広がったのか、別のシェアハウスに住んでいた日本人が「1ヶ月後くらいに1部屋空くよ」と声をかけてくれたのです。ちょうどホームステイが終わるタイミングと重なり、こんなに都合よく話が進むとは思っていませんでした。

声をかけてもらえたときは、ほっとしたのと同時に、留学中に築いてきた人とのつながりのありがたさを実感しました。自分ひとりだったら、期限までに次の住まいを見つけられていたか正直わかりません。友人たちがいてくれなければ、もっと苦労していたと思います。

引っ越し自体は、身軽なものでした。もともと2泊3日の旅行に使うくらいの小さなスーツケース1つで1年間の留学に来ていたので、荷物をまとめるのに時間はかかりませんでした。

このスーツケース、実は深く考えて選んだわけではないのですが、機内に持ち込めた方が預ける手間も待ち時間もなく、持ち運びも楽だろう、足りない物は現地で買えばいいや——くらいの軽い気持ちで選んでいました。実際、空港に迎えに来てくれたホストファーザーも、私の荷物を見て「これだけ!?」と驚いていました。

それが、まさかこんな形で役に立つとは思っていませんでした。身の回りのものをスーツケースに詰め直すだけで、その日のうちに新しい住まいへ移動できたのです。スーツケース1つを転がして新しい部屋に足を踏み入れたときは、身一つで動ける気軽さをあらためて実感しました。

あれこれ不安だった割には、あっさり決まったし、あっさり引っ越せた——というのが、当時の実感でした。友人関係が、ここまで頼りになるとは思っていませんでした。この経験を通じて、留学中の人間関係を大事にしておいてよかったと改めて感じています


シェアハウスで手に入れた自由と新しい人間関係

多国籍なシェアメイトたちと自由にくつろいでいるカモノハシのイラスト

シェアハウスでの生活は、ホームステイとは違う自由と、新しい人間関係を私にもたらしてくれました。

まず感じたのは、自由度の高さです。門限もなく、自分のペースで生活できるようになりました。

行きたいときに出かけて、帰りたいときに帰る——それだけのことが、当時の私にはとても気楽に感じられました。ホームステイで感じていた「怒られるかもしれない」という緊張感がなくなり、肩の力が抜けたのを覚えています。

入居者は入れ替わりも多かったのですが、一番多国籍だったときは、日本人2人に加えて、イタリア・フランス・スペイン・中国から1人ずつ、韓国から2人が一緒に暮らしていました。国も文化もバラバラな人たちと同じ屋根の下で生活する経験は、ホームステイとはまったく違う刺激がありました。

リビングに誰かしらいて、ちょっとした一言から会話が始まる。そんな日常が当たり前になっていきました。

自由な分、何かトラブルが起きたときは、自分たちで対応するしかありません。

実際、シェアハウスでは忘れられない「事件」を2つ経験しました。ひとつは、記録的な大雨でシェアハウスが浸水してしまったことです。

どんどん水が入ってきて、気づけばひざ下くらいまで水がたまっていました。とにかく荷物を濡らさないようにまとめることしか考えられず、外に宿を探しに行くこともできないまま、その夜は水が引くのを待つしかありませんでした。

雨がやんだ翌日、急いで泊まれる安宿を探し歩き、なんとか場所を確保できてほっとしたのを覚えています。修復が終わるまでの1〜2週間ほどは、そのままバックパッカーで過ごしました。

もう一つは、自分の部屋にクモが出たことです。それも、コトコトと足音が聞こえるほど大きなクモでした。

最初は何の音か分からず、部屋の中を見回してクモの姿を見つけたときは、日本ではまず見かけないサイズに思わず声が出そうになりました。大きさは手のひらくらいあり、動きもものすごく速かったのを覚えています。

すぐにシェアメイトを呼んで、一緒に退治することにしました。殺虫スプレーをかけたら、逃げるどころか向かってきて、二人で悲鳴を上げながら格闘する羽目になりました。

多少のトラブルはありながらも、シェアハウスでの生活は、ホームステイでは味わえなかった自由と、多国籍な仲間との新しいつながりをもたらしてくれました。国籍も生活習慣も違う人たちと同じ空間で暮らしたことで、「これが普通」だと思っていた自分の感覚が、実はそうでもないんだと気づかされる場面が何度もありました。ホームステイという守られた環境から一歩踏み出したからこそ味わえた感覚だったと思います。


まとめ

  • ホームステイでは、手厚いサポートと引き換えに門限などの制約もあった
  • 住まいの変わり目は自分から把握しておかないと、突然気づいて焦ることになる
  • シェアハウスでは、自由と多国籍な人間関係という、ホームステイとは違う収穫があった

住まいが変わったことで得られたものは、想像していたより大きかったです。ホームステイとシェアハウス、どちらも経験できたことが、1年間の留学をより厚みのあるものにしてくれたと感じています。

もし最初からシェアハウスだけで1年間を過ごしていたら、ホストファミリーとの温かい交流は経験できなかったと思いますし、逆にホームステイだけで終わっていたら、あの自由さと多国籍な人間関係には出会えなかったはずです。住まいが途中で変わったからこそ見えた景色が、たしかにありました。

留学の滞在スタイルで迷っている方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

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留学前に多国籍な人と話す練習をしておきたい方へ

シェアハウスでは、日本・イタリア・フランス・スペイン・中国・韓国と、国も文化もバラバラな人たちと一緒に生活しました。最初は戸惑うこともありましたが、こうした多国籍な環境に飛び込む機会は、留学ならではの経験だったと思います。

何の準備もなく多国籍な環境にいきなり飛び込むと、最初の戸惑いが大きくなって、慣れるまでに余計な時間がかかってしまいます。「いきなり多国籍な人間関係に飛び込むのは不安」という方は、留学前にオンライン英会話で外国人と話す練習をしておくのも一つの方法です。

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