留学中に効果的だった英語の勉強方法

留学中に英語学習に取り組むカモノハシキャラクターのイラスト 紹介

私はほぼ英語が話せない状態で留学をしました。

「英語力がなくても本当に留学できるの?」と不安な方は、「英語力ゼロで留学してみた結果【体験談】」もあわせて読んでみてください。

準備期間はわずか1か月。出発前にやったのは、英語CDを聞き、発音練習をしたくらいです。

そして現地についてすぐに衝撃を受けました。

「CDよりスピードが速い!聞き取れない!何を言っているか全く分からない!」

初日から焦りまくり、このままでは何も身につかないまま帰国してしまう…と強い危機感を感じました。

そこから必死に試行錯誤しながら「留学中に効果のある英語の勉強方法」を見つけていきました。

この記事では、そのとき実際に私が試して効果を感じた方法を紹介します。

「留学中、どうやって勉強すればいいんだろう?」と不安に思っている方はもちろん、これから留学を控えている方にも役立つ内容です。

時間がある方は、留学前から実践してみてください。

英語字幕を目で追うトレーニング

カモノハシがテレビの英語字幕を必死に目で追っている様子

ポイント

英語を読むスピード=英語を聞き取れるスピード。

この速度が遅いと、いくら耳で聞いても理解できません。

現地に着いてまず驚いたのは「会話の速さ」でした。

英語学習CDのゆっくりした発音とはまるで別物。

このままでは全く会話についていけない、と焦りました。

そんな時、ホストファミリーが棚にある映画DVDを好きに見ていいと言ってくれました。

観てみると、日本語字幕はなく英語字幕のみ。

試しに見始めると、2〜3単語を読んだだけで字幕が次に切り替わってしまい、全くついていけませんでした。

そこで私はこう考えました。

「目で追えないスピードの英語を、耳だけで理解できるはずがない」

その結果たどり着いたのが「映画の英語字幕を使ったトレーニング」です。

意味を気にせず、字幕を目で追うことだけに集中。

単語の意味を調べたり、内容を理解することはせず、とにかく「スピード慣れ」を目標にしました。

すると少しずつ目で追える字幕の量が増え、普段の英会話でも聞き取れる内容が増えていったのです。

実践のコツ

  1. 内容理解は無視して、とにかく字幕を目で追う
  2. 子供向け映画やディズニー作品はおすすめ(会話がシンプル)
  3. 慣れてきたら映画やドラマにステップアップ

「英語を読むスピード以上に、聞いて理解することはできない」

このトレーニングで、私は会話スピードに慣れる大きな一歩を踏み出せました。

留学中だけでなく、留学前のトレーニングとしてもおすすめです。

英語を英語で理解する練習

カモノハシが英語から日本語を通さずに英語で理解するフローを示した図の横に立っている様子

ポイント

英語は「英語で聞いて → 英語で理解して → 英語で返す」流れで使わないと間に合わない。

日本語に訳して考えていると、会話のスピードに追いつけず、発言のタイミングを逃してしまいます。

「字幕を目で追うトレーニング」で聞き取れる単語は増えました。

次の課題は内容を瞬時に理解することでした。

その時に気づいたのが、「母語が英語の人は英語を英語のまま理解している」ということ。

そこで私は「日本語を挟まずに理解する練習」をしました。

実践した方法

1.類語辞書を使う(おすすめ度★★★)

単語のイメージがつかみやすく記憶に残る

例:adore ≒ fancy ≒ love ≒ enjoy ≒ like

意味の細かい違いより「ざっくりイメージ」を覚えるのに最適

2.誰かに教えてもらう(おすすめ度★★★)

会話中に分からない単語が出たら、その場で「意味を教えて」と聞く

自分で発音して確認 → 記憶に残りやすい

実際の会話で使う単語がそのまま学習になる

3.英英辞書を使う(おすすめ度★★☆)

単語の詳しいニュアンス確認に活用

類語辞書や会話で学んだ言葉の「答え合わせ」に使える

ただ、英英辞書はすべて英語で書かれているので、初級のうちは読むこと自体がしんどく感じることもあります。

あくまで「この単語の理解、合ってるかな?」を確認する補助として使う程度でOKです。

開くたびに気が重くなるなら、最初のうちは無理して使わなくても大丈夫です。

実践のコツ

英語から日本語に直して理解している限り、会話スピードについていくのは難しい。

「類語辞書 → 会話で確認 → 英英辞書で定着」の流れを意識する。

これで自然に英語を英語のまま理解できるようになりました。

発音を徹底的に鍛える

カモノハシが割りばしを咥えながら発音練習をしている様子

ポイント

単語を知っていても、発音が違えば相手には伝わりません。

これは留学中に何度も痛感した、正直かなりショックな体験でした。

「water」「coffee」「sausage」——日本語的な発音では、まず通じませんでした。

お店で「Water, please.」と言っても怪訝な顔をされ、「Excuse me?」と聞き返されたことが何度あったか。

知っている単語なのに伝わらない、という壁は想像以上に大きかったです。

そこで私が取り組んだのが「発音の徹底トレーニング」です。

聞き取るためだけでなく、正しく話すためにも、発音の練習は欠かせないと気づきました。

割りばし咥え発音

留学中、ホームステイ先の自室で毎晩やっていたのが「割りばしを口に咥えながらの発音練習」です。

これは学校の先生に「発音を鍛えるのに効果的だよ」と教えてもらった方法です。

正直、最初は「これで本当に効果があるのか?」と半信半疑でした。

やり方はシンプルです。

割りばしを奥歯で軽く噛み、口を大きく開けた状態で英語を声に出す。

それだけです。

でも、やってみると口周りの筋肉がいかに動いていなかったかがよく分かります。

日本語は口をあまり開けなくても話せますが、英語は顔全体の筋肉を使う言語です。

唇・舌・口周りをフル活用するので、普段の日本語生活だけでは顔の筋肉がなかなか鍛えられません。

割りばしを咥えることで、その筋肉を強制的に動かす感覚が身につくのです。

私はこの後紹介する早口言葉を使いながら、毎晩10〜15分この練習を続けました。

1週間ほどで「口の開き方が変わった」と感じ、2週間後には現地のカフェで初めてスムーズに注文が通った時は本当に嬉しかったです。

留学前でも手軽にできる練習なので、ぜひ試してみてください。

早口言葉

発音トレーニングとあわせておすすめなのが、英語の「早口言葉(tongue twister)」です。

日本語の早口言葉と同じように、口の動きを意識しながら素早く発音することで、滑舌と発音が同時に鍛えられます。

私が特に気に入っていたのはこの2つです。

  • She sells seashells by the seashore.(sとshの使い分け)
  • Peter Piper picked a peck of pickled peppers.(pの破裂音)

最初はゆっくり、一言一言を丁寧に発音することから始めました。

慣れてきたらスピードを上げ、最終的にはネイティブが聞いても聞き取れるレベルを目標にしました。

最初はなかなか口が回らなくて、「全然言えない!」と悔しくなることも正直あります。

でも繰り返すうちにだんだんスムーズに言えるようになってきて——気づいたら普段の会話でも自分の英語が相手にちゃんと伝わるようになっていました。

早口言葉は、YouTubeやGoogle検索で「English tongue twister」と調べればたくさん出てきます。

1日1文だけでいいので、声に出す習慣をつけてみてください。

日常生活を使った勉強方法

カモノハシが街中でショッピングしながら英語で現地の人と会話している様子

ポイント

留学中の最大の強みは「生活すること自体が英語の練習になる」という環境です。

テキストや問題集に頼らなくても、日常のあらゆる場面が教材になります。

ただし、受け身でいると英語は伸びません。

「今日も英語に囲まれていたな」で終わるのか、「あの単語は何だろう?」「次はこう言ってみよう」と積極的に関わるかで、成長のスピードが大きく変わります。

私が日常生活の中で意識した3つの習慣をご紹介します。

町に出かける

「勉強のために、とにかく外に出る」——これを自分のルールにしていました。

授業が終わったら、図書館やカフェ、近くのショッピングモールへ。

最初は英語の看板を読むだけでも十分でした。

でも外に出ると、自然と英語の「生の情報」に触れます。

たとえばカフェに入ったとき、前のお客さんがどんな表現で注文して、店員さんがどう返しているかをこっそり観察。

そのまま真似して注文してみたら、それまで何往復もやり取りしてやっと伝わっていたのが、すうっと1回で通ってしまいました。

どれも教材には載っていない、リアルな英語です。

特に収穫が大きかったのは、地元の人と何気ない会話が生まれた瞬間でした。

公園のベンチでお昼ご飯を食べていたら、隣に座った人から話しかけられて、気づいたら昼休憩が終わっていたこともありました。

教室の中だけが英語環境ではありません。

町に出ること自体が、最高の英語レッスンです。

分からなくても話す

留学中に一番大切だと感じたのは、これかもしれません。

「完璧に言えないから話さない」ではなく、「うまく言えなくても、とにかく話す」という姿勢です。うまくいかなかった部分はその都度補強していけばいい、くらいの気持ちで。

私は文法が正しいかどうかより、「意味が伝わるかどうか」を優先するようにしました。

単語1つでも、身振り手振りでも、とにかく相手にぶつけてみる。

最初はクラスメイトとの食事中の会話でさえ、うまく話せずに悔しい思いをしました。

でも「あ、通じた!」という成功体験が少しずつ積み重なると、会話への恐怖心が薄れていきました。

正直、留学中に英語力が伸びる人と伸びない人の差は、失敗して補強した回数の多さではないかと思っています。

分からなくても口を開ける人が、結果的に一番英語を話せるようになっていました。

日本にいると「間違えたら恥ずかしい」という感覚が先に立ちますが、留学中の現地の人はそんなことを気にしていません。

むしろ一生懸命話そうとしている姿を、あたたかく受け入れてくれることがほとんどです。

まずは話す。それだけで、英語は変わります。

会話の中で教えてもらいながら覚える

留学中の語彙の増やし方として、私が最も効果的だと感じたのが「会話の流れで教えてもらう」方法です。

話している途中で知らない単語が出てきたら、その場で「What does ○○ mean?」と聞く。

相手が英語で説明してくれて、自分でも声に出して確認する。

この流れで覚えた単語は、辞書を引いて覚えた単語よりもはるかに記憶に残りました。

理由はシンプルで、「使われている文脈ごと覚えるから」だと思います。

単語帳の「単語+日本語訳」ではなく、「あの会話の中で出てきた言葉」として記憶に紐づくのです。

クラスの先生も、授業中に「この表現はこういう場面で使う」と実演してくれることが多く、それが特に印象に残りました。

また、ホストファミリーとの夕食中に出てきた表現を、翌日の授業で使えた時は小さな達成感がありました。

帰宅後に、会話の中で出てきた単語や表現を辞書で確認するのもおすすめです。「正しく理解できていたかな?」と振り返ることで理解が深まり、次に使うときの自信につながります。

まとめ

ここまで紹介してきた方法をまとめると、こうなります。

勉強方法ひと言ポイント
英語字幕を目で追うトレーニング読むスピードを上げて、聞き取りに慣れる
英語を英語で理解する練習日本語を挟まず、類語・会話・英英辞書を活用
割りばし咥え発音口の筋肉を動かして、通じる発音を身につける
英語の早口言葉滑舌と発音を楽しく鍛える
町に出かける日常生活そのものを英語教材にする
分からなくても話す完璧主義を捨てて、まず口を開ける
会話で教えてもらいながら覚える文脈ごと記憶に残る最強の語彙習得法

どれも特別な教材が必要なわけではありません。

大切なのは「英語に積極的に関わろうとする姿勢」です。

この姿勢さえあれば、留学はどこへ行っても必ず実りある経験になります。


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